みすず書房

Ю・エラーギン

Ю. Б. Елагин

モスクワに生れる。1930年より第ニモスクワ芸術座、翌年よりワフタンゴフ劇場のオーケストラでヴァイオリンを弾き、のち次席コンサートマスターとなる。音楽と同時に演劇に熱中。38年より国立ジャズ楽団コンサートマスター、また34-39年モスクワ音楽院在籍。40年モスクワを去り、北コーカサス地方の小都市でヴァイオリニストとして働く。独ソ戦勃発以後は戦火を避けてヨーロッパを放浪、40年代末に渡米し、ヒューストン交響楽団のヴァイオリン奏者を務めるかたわら、『芸術家馴らし』(早川書房、1953)と本書の二著を出版。