みすず書房

ミシェル・シオン

Michel Chion

1947年フランスのクレイユ生まれ。批評家、研究者であるとともに、ミュージック・コンクレートの作曲家であり、映画やヴィデオの作家(監督)。パリ第三大学で教鞭もとっている。著作活動は、本書のような映画と音・音楽との関係を考察したものから、映画作家のモノグラフィ、ミュージック・コンクレート関連、交響詩や交響曲についての論考までと実に幅広い。著書に『映画における声』(1982)、『エレクトロアコースティック・ミュージック』(1982)、『映画にとって音とはなにか』(1985、邦訳 勁草書房)、『ジャック・タチ』(1987)、『穴のあいたスクリーン——映画における話し言葉』(1988)、『オーディオヴィジョン——映画における音と映像』(1990)、『デイヴィッド・リンチ』(1992)、『音楽・メディア・テクノロジー』(1994)、『ロマン派の交響曲——ベートーヴェンからマーラーまで』(1994)など多数。