みすず書房

徐京植

ソ・キョンシク

1951-2023。京都市に生まれる。早稲田大学第一文学部(フランス文学専攻)卒業。東京経済大学名誉教授。著書に『私の西洋美術巡礼』(みすず書房、1991)『子どもの涙——ある在日朝鮮人の読書遍歴』(柏書房、1995)『新しい普遍性へ——徐京植対話集』(影書房、1999)『プリーモ・レーヴィへの旅』(朝日新聞社、1999)『過ぎ去らない人々——難民の世紀の墓碑銘』(影書房、2001)『青春の死神——記憶の中の20世紀絵画』(毎日新聞社、2001)『半難民の位置から——戦後責任論争と在日朝鮮人』(影書房、2002)『秤にかけてはならない——日朝問題を考える座標軸』(影書房、2003)『ディアスポラ紀行——追放された者のまなざし』(岩波書店、2005)『夜の時代に語るべきこと——ソウル発「深夜通信」』(毎日新聞社、2007)『汝の目を信じよ!——統一ドイツ美術紀行』(みすず書房、2010)『植民地主義の暴力——「ことばの檻」から』(高文研、2010)『在日朝鮮人ってどんなひと?』(平凡社、2012)『フクシマを歩いて——ディアスポラの眼から』(毎日新聞社、2012)『私の西洋音楽巡礼』(みすず書房、2012)ほか。高橋哲哉との共著『断絶の世紀 証言の時代——戦争の記憶をめぐる対話』(岩波書店、2000)や多和田葉子との共著『ソウル‐ベルリン 玉突き書簡——境界線上の対話』(岩波書店、2008)などもある。韓国でも著作多数が刊行されている。著者は韓国・全南大学が授与する2012年度第6回「後廣(フグァン)金大中学術賞」を受賞した。