みすず書房

リュック・ド・ウーシュ

Luc de Heusch

1927年、ブリュッセルに生まれる。コンゴのハムバ族などのフィールドワークに従ったのち、ブリュッセル大学社会文化人類学教授、エコール・プラティック・デ・オート・ゼテュード研究指導官、ブリュッセル社会学研究所文化人類学センター研究主任などを歴任した。現在、ブリュッセル自由大学民族学教授。社会人類学者として Le roi ivre ou l’origine de l’Etat,1972(『酔いどれ王あるいは国家の起源』,Rois nes d’un caeur de vache,1982(『ウシの心臓から生まれた王たち』)など多くの業績がある。また、映像作家の叔父の影響で早くから映画製作に関心を持ち、民族誌的記録映画のほかにも多数の作品を発表しており、ベルギーでは、むしろ映画作家として一般に知られているともいえよう。小説も数編あり、まことに多彩な活動を展開している。