みすず書房

ガエターノ・ベネデッティ

Gaetano Benedetti

1920年イタリアで外科医を父として生れる。1945年郷里の医学校を卒業。1947年チューリッヒ大学の精神科の助手となりギュスターフ・バリー教授の教育分析を受けるかたわら、メダルト・ボスとバリーの指導していたゼミナールにも参加した。1951-52年にかけてアメリカに渡り、多くの精神病院や精神療法の研究所、施設を見学した。1956年教授資格試験に通り、同年より85年までバーゼル大学の精神衛生と精神療法の教授として活動をつづけた。著書は本書の他に『精神分裂病論』(邦訳、みすず書房、1987)なとがある。