みすず書房

ヴァレリー・ラルボー

Valery Larbaud

フランスの小説家、評論家、翻訳家。ヴィシーの裕福な家の一人息子として生まれ、スペインやイタリア、イギリ、ロシアなど広く旅をし、コスモポリシチスムを育む。ジッドの知遇を得て、NRFに小説を寄稿、1913年、代表作『A.O.バルナブース全集』を刊行。また、S.バトラーの『エレフォン』をはじめ、ジョイスの『ユリシーズ』仏訳の監修にあたるなど、翻訳の分野でも多くの仕事を残した。