みすず書房

ロマン・ロラン

Romain Rolland

1866年、フランス中部の町クラムシーに生れる。エコール・ノルマル歴史科卒業後母校およぴパリ大学で音楽史を講義し演劇運動にも携る。大作「ジャン・クリストフ」(1903-1912)はベギィ編集の雑誌「カイエ・ド・ラ・キャンゼーヌ」に連載された。スイスに滞在中第一次大戦勃発、この地で平和のために闘った。また戦後は反ファシズムの活動に参加。第二次大戦中はナチスに抗しながら執筆をつづけた。主著は上記のほか「魅せられたる魂」「ベートーヴェン研究」「戦いを超えて」、トルストイ、ミケランジェロ等の伝記、「フランス革命劇」連作の戯曲等がある。1916年ノーベル賞受賞。邦訳「ロマン・ロラン全集」に主要な作品は収録。1944年歿。