みすず書房

P・チャップマン

Peter Chapman

1944年ヨークシャーに生れる。ロンドンで育ち、ケンブリッジのエマニュエル・カレッジの自然科学の給費生となる。物理学コースを優等で卒業したのち、キャヴェンディシュ研究所で電子顕微鏡の研究に従事する。その後、科学技術の社会的側面、特にエネルギーの使用と気候に関して興味をいだくようになる。ケンブリッジを去ってオープン・ユニヴァーシティ(放送大学)に物理学の講師として参加し、4年間専任教官として働くうちに、ケンブリッジで芽生えたエナルギーに関するアイデアが発展して材料科学コースの1科目新設となり、さらに彼が主任となってエネルギー研究班が結成されるに至る。現在、オープン・ユニヴァーシティのエネルギー研究担当教授を務め、在来型のエネルギー政策に対する率直な批判者として知られている。