みすず書房

エンツォ・マーリ

Enzo Mari

1932年イタリア・ノヴァーラ生まれ。1952年ミラノ、ブレラ美術アカデミー卒業。コンパッソ・ドーロ受賞(1967、1979、1987、2001)。ミラノ工科大学名誉学士。視覚芸術に関する研究から始まり、家具やプロダクツのデザインなど多岐に渡る活動を展開する。ブルーノ・ムナーリに見いだされ、1958年より〈ダネーゼ〉のプロジェクトに参加。当時生み出された生活小物、子供の知育玩具、絵本など数々の作品は、マーリの代表作として今も愛されている。手がけたプロジェクトは1600以上。うち29点がニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久所蔵品に選ばれた。主な個展に、「Enzo Mari」サンタモニカ・アートセンター(1999)、ミラノ・トリエンナーレ(2000)。「永井敬二コレクションより エンツォ・マーリ100のプロジェット」長崎県立美術館(2008)。「l’Arte del Design」GAM(トリノ2008)など。その他の著書にLa valigia senza manico(『持ち手のないスーツケース、Bollati Boringhieri、2004)など、絵本も多数。