みすず書房

アール・ラヴレイス

Earl Lovelace

(1935-)トリニダード・トバゴ共和国の作家。トリニダード島のトコに生まれ、幼少期をトバゴ島の祖父母の家で過ごす。高校卒業後『トリニダード・ガーディアン』の校正係や森林監視人などの仕事を経たのち1964年にWhile Gods Are Falling(BP独立記念文学賞)でデビュー、以来カリブ海を代表する作家のひとりとして小説や戯曲等を発表。1966-67年ワシントンのハワード大学に学び、1974年にジョンズ・ホプキンズ大学で修士号取得。アイオワ大学などいくつかのアメリカ合衆国の大学や西インド諸島大学トリニダード校で教鞭もとる。現在にいたるまでトリニダード・トバゴで執筆活動を続けている。The Schoolmaster(1968)、The Wine of Astonishment(1982), Jestina’s Calypso and Other Plays(1984)、A Brief Conversion and Other Stories(1988), Salt(1996、コモンウェルス作家賞)など。