みすず書房

小堀杏奴

こぼり・あんぬ

1909年、東京生まれ。1927年、仏英和高等女学校卒。1931年、画家藤島武二に師事し、同年、渡仏し洋画を学ぶ。1934年、帰国し、画家小堀四郎に嫁す。1936年、『晩年の父』を刊行し、文名をあげる。以後、『春』『回想』『最終の花』『日々の思ひ』『その他大勢』など、多数のエッセイ・小説集を著す。1958年、カトリックに入信。1998年歿。雑誌『酒』連載からのエッセイ名品選『のれんのぞき』(みすず書房、2010)。