みすず書房

小森健太朗

こもり・けんたろう

1965年大阪生まれ。東京大学哲学科卒業。東京大学教育系博士課程修了。現在、近畿大学文芸学部で創作講座をうけもつ。ミステリー作家。82年、『ローウェル城の秘密』が史上最年少の16歳で第28回江戸川乱歩賞の最終候補作となり話題を集める。大学・大学院時代はニーチェを研究対象とした。ジブラーン『漂泊者』(共訳、壮神社)と『人の子イエス』(みすず書房)、ジブラーンの親友であったミハイル・ナイーミの著作『ミルダッドの書』(壮神社)を翻訳し、著書にイエス伝に取材したミステリー小説『神の子の密室』がある。長編小説に『魔夢十夜』(原書房)、『マヤ終末予言「夢見」の密室』(祥伝社文庫)、『グルジェフの残映』『大相撲殺人事件』(文春文庫)など多数。『探偵小説の論理学』(南雲堂)で本格ミステリー大賞(評論部門)、『英文学の地下水脈』(東京創元社)で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。