みすず書房

ジョン・ルカーチ

John Lukacs

1924年、ブダペスト生まれ。母がユダヤ人であったため、第二次世界大戦中、収容所で強制労働を課せられたが、絶滅収容所送りは免れた。1946年、共産化したハンガリーからアメリカ合衆国に逃れる。1947年から1994年までチェスナットヒル・カレッジ(フィラデルフィア)の歴史学教授。ジョンズ・ホプキンス大学、コロンビア大学、プリンストン大学などの客員教授もつとめた。著書は30冊を越え、邦訳書には、『歴史学の将来』(みすず書房)『大過渡期の現代』(ぺりかん社)『ブダペストの世紀末——都市と文化の歴史的肖像』(白水社)『ヒトラー対チャーチル——80日間の激闘』(共同通信社)『評伝ジョージ・ケナン』(法政大学出版局)がある。最新刊は、第一次世界大戦からベルリンの壁崩壊までをコンパクトに著したThe Short History of the Twentieth Century (Belknap Press, 2013)。