みすず書房

ブルース・チャトウィン

Bruce Chatwin

イギリスの作家。1940年5月13日シェフィールド生まれ。美術品国際競売会社サザビーズに勤務後、エジンバラ大学で考古学を修め、新聞雑誌の特派員記者経験を経て作家となる。第一作『パタゴニア』(1977)から数々の賞を受け絶賛された。『ウイダーの副王』(1980)、『黒ヶ丘の上で』(1982)『ソングライン』(1987)『ウッツ男爵』(1988)の5冊だけを遺して1989年1月18日に死去。没後ますます人気は高まり伝記や作品論の研究対象にもなっている。小文集『どうして僕はこんなところに』(1989)も邦訳され、日本にも愛読者は多い。『ウイダーの副王』はヘルツォーク監督により『コブラ・ヴェルデ』(1987)として、『ウッツ男爵』はシュルイツァー監督により『マイセン幻影』(1994)として映画化されている。『黒ヶ丘の上で』を原作とするグリーヴ監督の映画(1987)もある。