みすず書房

相原勝

あいはら・まさる

1952年、東京都練馬区生まれ。1974年、立教大学経済学部卒業。1984年、立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程修了。1982-83年にかけて1年間テュービンゲン大学留学。現在、長岡工業高等専門学校教授。1996、2003、2010年に、それぞれ3ヵ月、「マールバッハ・ドイツ文学資料館」にて、ツェラン資料を探索し、このドイツ滞在期間中、ツェランの生涯の足跡をもとめ、チェルノヴィッツ、ブカレスト、ウィーン、パリ、ブルターニュ、南フランス、アッシジなどを訪ねる。おもな著書に、『ツェランの詩を読みほどく』(みすず書房、2014年)、『ツェラーン研究の現在——詩集《息の転回》第1部注釈』(中央大学出版部、1998年、共著)、『ツェラーンを読むということ——詩集《誰でもない者の薔薇》研究と注釈』(同、2006年、共著)。おもな論文に「ツェラーンとリルケ(I)-(V)」があり、ほかに「ツェラン研究史」(日本独文学会編『ドイツ文学』133号所収、2007年)、書誌「日本におけるパウル・ツェラーン——翻訳と研究文献」(『ドイツ文学』86号所収、1991年、および日本ツェラーン協会『ツェラーン研究』1-13号所収、1999-2011年)がある。おもな翻訳として、イスラエル・ハルフェン『パウル・ツェラーン——若き日の伝記』(未來社、1996年、共訳)、「ツェラーンの手紙(1)-(11)」(『ツェラーン研究』2-12号所収、2000-2010年、共訳)がある。