みすず書房

ガナナート・オベーセーカラ

Gananath Obeyesekere

1930年生まれ。スリランカ出身の文化人類学者。ワシントン大学、セイロン大学、カリフォルニア大学を経て、現在、プリンストン大学名誉教授。専門は文化人類学。女神パッティニの祭祀の研究などで知られる。著書『キャプテン・クックの列聖』(中村忠男訳、みすず書房、2015年)をめぐって人類学者のマーシャル・サーリンズと論争し、サーリンズの西洋中心主義的な見方を厳しく批判した。日本語訳された著書に『メドゥーサの髪——エクスタシーと文化の創造』(渋谷利雄訳、言叢社、1988年)、『スリランカの宗教』(リチャード・ゴンブリッチとの共著、島岩訳、法蔵館、2002年)がある。