みすず書房

サムエル・ヴィレンベルク

Samuel Willenberg

1923年ポーランドのチェンストホヴァ生まれ。19歳の1942年10月20日トレブリンカ収容所に収容、特別労務班員として数々の労働に従事。1943年8月2日、残されたわずかな仲間とともに反乱を起こし、収容所の大半を放火し脱走、生還する。これがきっかけでトレブリンカ収容所は同年10月に解体された。1950年までワルシャワ、その後イスラエルに在住。著書『トレブリンカ叛乱』は1948年の手稿で、約40年たって1986年にはじめてヘブライ語版で刊行され、その後スペイン語版、英語版、ポーランド語版、フランス語版、ドイツ語版などが出版された。著者はトレブリンカの経験を素材に数多くの彫刻作品も発表している。