みすず書房

パスカル・コサール

Pascale Cossart

1948年生まれ。1971年米ジョージタウン大学で修士号、1977年パリ第7大学で博士号を取得。以後一貫してパスツール研究所で研究を展開、1997-2005年パスツール研究所教授、2006年から特別教授(Professeur de Classe Exceptionnelle)。現在、同研究所細菌・細胞相互作用研究ユニット長。2016年フランス科学アカデミー終身書記に就任。「細胞微生物学」の提唱者のひとりで、リステリア(グラム陽性桿菌でときに致死的な敗血症や髄膜炎の原因となる)が宿主に対して用いるさまざまな分子戦略を明らかにした世界的に著名な細菌学者。1998年ロレアル・ユネスコ女性科学賞、2007年ロベルト・コッホ賞、2013年バルザン賞ほか受賞多数。