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むずかしい時期の子供たち<品切>

学習障害児たちとの経験

DUMMHEIT IST LERNBAR


勉強ができない、学校になじめない、そんな子供たちには「頭が悪い」「愚鈍」というレッテルが貼られる。けれども、いったい誰が、どんな根拠からそんな判定を下せるのだろうか?
本書の舞台となるのは、こうした世間の望む〈社会適応型〉の枠からはみだしてしまった子供たちのための学校(補助学校)である。スイス――ピアジェが校長であった「ルソー研究所」の学校があり、またペスタロッチを生んだ国――のチューリヒにあるこの学校の教師イェッゲは、生徒たちの実態をレポートしている。
彼の受け持ちは12歳から16歳までのむずかしい時期の子供たち。彼らとつきあいながら、イェッゲは彼らの障害――頭が悪いこと――は先天的なものではなく、後天的に、社会や家庭の環境によってつくられたものであると気づく。本書の原タイトルは〈愚鈍は習得される〉、つまり愚鈍は忘れることもできる、というわけだ。その証拠に、若者との人間的な交わりを通して、子供たちは自らの隠れた才能を発見し、自信をもち、見ちがえるように生きいきとしてくる。普通の子供たち顔負けの作文や、著者と彼らとの対話を交えながら、本書にはその過程がみごとに描かれている。
現代日本の教育と社会への警告の書でもある。



著訳者略歴

ユルク・イェッゲ
Jurg Jegge

スイス・チューリヒ州の特殊学級教師。著書に「不安は性格を歪める」(Angst macht Krumm.Rowohlt,1983)、「論文・講演集」(Nachdruck.Reden Aufsatze usw.Zytglogge,1980)他がある。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小川真一
おがわ・しんいち

1919年長野県に生れる。1941年東京外国語学校ドイツ語部文学科卒業、翻訳家。訳書 キルヒャー『ハイネとユダヤ主義』(みすず書房、1982)、マレ『〈子供〉の発見』『〈おとな〉の発見』(みすず書房、1984)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「むずかしい時期の子供たち」の画像:

むずかしい時期の子供たち

「むずかしい時期の子供たち」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/400頁
定価 2,916円(本体2,700円)
ISBN 4-622-01220-0 C0037
1988年9月30日発行
<ただいま品切です>