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古拙愁媚<品切>

支那美術史の諸相


「古拙愁眉」とは古ギリシアの《古式徴笑》になぞらえた中国美の一表現を示す。函の表紙の伝・顧愷之「女史箴図巻」はその実例である。
本書は著者の中国美術史をテーマとする論文をまとめたものである。(1)中国美術の主流をなす「山水画」への実証と考察。(2)中国絵画発生の条件と発展、とくに六朝の時代的転換点におよぶ。(3)中国美術の理論として、歴史的に展開されてきたものの記述。(4)中国の自然、風土と美術前史。(5)中国史の固有の歴史的産物である墓誌および刻画の考察、など25篇をおさめる。
この本の面白さは、具体的なものに即して、学問のあり方を縦横無尽に示したところにある。読者はそのテーマについて充分に理解するとともに、精妙な感受性と堅実な推論のドラマチックな、立体的な格闘の過程を著者とともに経験する。こうしたセミナー的な感銘は、一般にきわめて稀で貴重なものといえよう。
著者は1944年、中国大陸で戦病死、惜しみてもあまりあることであった。その主著をいまここに公刊できるのは大きな喜びである。



著訳者略歴

奥村伊久良
おくむら・いくろう

1901年京都に生れる。1924年東京大学法学部政治学科卒業。1927年京都大学文学部美学美術史学科卒業後、大学院。1927-28年フランスへ留学。ソルボンヌ大学で美術研究。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「古拙愁媚」の画像:

古拙愁媚

「古拙愁媚」の書籍情報:

菊判 タテ218mm×ヨコ148mm/512頁
定価 5,184円(本体4,800円)
ISBN 4-622-01538-2 C3071
1982年1月20日発行
<ただいま品切です>