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二十世紀の科学者<品切>

BRITISH SCIENTISTS OF THE TWENTIETH CENTURY


科学の急速な発展は、20世紀のもっとも印象的な一特徴となった。いまではラジオを通じて一人の人物が同時に全世界に呼びかけることもできるし、また核爆発によって全人類の生存を脅かすこともできる。
これらのことを可能にさせた科学者たちを研究することは、興味ある問題であるにとどまらず、義務とさえなっている。私たちは科学者の発見から、破滅ではなくて利益を受けたいのである。私たちはそれゆえにまた、将来において科学がただ有益な目的に対してのみ利用されることを保証するよう彼らを説得し助力することができることを念じて、彼らや彼らの仕事の概念と目的とを理解しようと欲するものである。
私は本書で、20世紀のできごとにもっとも大きい影響をあたえた六人のイギリス科学者の生涯と仕事とを述べた。六人とは、電子を発見したJ.J.トムスン、核物理学の基礎をすえたラザフォード、宇宙についてもっとも広くに世に行われているイギリス的見解をつくりあげたジーンズとエディントン、ビタミンを発見したホプキンズ、それから遺伝学徒のベートスンである。これら著名な人たちの科学的考えがイギリスの生活の特殊な諸条件からどんなふうに影響をうけたかを、どの国の科学者たちもそれぞれの文化的伝統や社会の発展の特殊条件にたってどんなふうに自分なりの特殊な寄与を行ってゆけるものかを例証しつつ、示そうと私は企てた。
人間としての科学者をよく知ることと、科学者とあらゆる国家の民衆とが互いによく理解しあうことは、人類の安全と幸福とにとって欠くことができない。このような知識と理解とがなくては、もっとも輝かしい科学さえもが、ひたすらより幸福でより豊かな生活を創造しようという目的に利用されないで、害悪となる心配があるのである。
(著者の日本版序文から)



著訳者略歴

J・G・クラウザー
James Gerald Crowther

1899イングランドのヨークシャに生れる。トリニティ・カレッジで学んだ後、マンチェスター・ガーディアンの科学通信員として働く(1928-1948)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
金関義則
かねせき・よしのり

1915年新潟に生れる(本籍は香川県仲多度郡高篠村)。1940年東北帝国大学理学部物理学科卒業。科学記者を経て、現在著述(科学史、科学評論)にたずさわる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中山茂
なかやま・しげる

1928年兵庫県に生れる。1951年東京大学理学部卒業。1959年ハーバード大学でPh.D.(科学史)を得る。現在 東京大学教養学部講師。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
今井春雄
いまい・はるお

1919年に生れる。1943年北海道大学理学部物理学科卒業。平凡社で大百科事典、工業大学事典などの編集に従事。1968年11月、吾妻山で遭難。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
長野敬
ながの・けい

1929年東京に生れる。1952年東京大学理学部卒業。医学博士。現在 自治医科大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「二十世紀の科学者」の画像:

二十世紀の科学者

「二十世紀の科学者」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/392頁
定価 2,420円(本体2,200円)
ISBN 4-622-01638-9 C1040
1975年9月10日発行
<ただいま品切です>