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生きられる時間 2<品切>

現象学的・精神病理学的研究

LE TEMPS VECU

VOLUME 2


ミンコフスキーの著作として『精神分裂病』とならび名声をもつ本書は、フッサールの流れをくむ哲学と、精神病理学の鮮やかな結晶と言えよう。ロシアに生まれフランスに亡命し、精神医学者としてミンコフスカ夫人とともに歩んだ道は平坦なものではなかった。1972年11月に世を去るまで終始野にあった若者の、豊かな臨床経験にもとづく独自の人間への洞察は、深い静かな感動を呼びおこさずにはおかない。異常者の世界から、生きられる時間・空間を追求していった本書は世界的な影響力をもつ。メルロ=ポンティから反精神医学までの、さまざまな萌芽を含みながら、大地のように水の流れのように本書はつねに新しい。
「私は、精神科医となって以来、現象学的与件から出発して、それらを精神病理学的事実に応用しようと試みた。この応用は単に可能であったばかりでなく、われわれの精神医学的知識を拡張するための特殊な方法となるにちがいないと思われた。それ以来、現象学と精神病理学とはつねに相互に影響し合っている。一方に於いて、それだけではともするとあまりにも抽象的になりがちな現象学的考察が、精神病理学に応用されることによって、いわばもっと『手で触りうる』ものとなった。」(本文第一章)



著訳者略歴

ユージン・ミンコフスキー
Eugène Minkowski

1885年3月17日ロシアに生れる。1909年ミュンへン大学医学部卒業。1910年にはロシアの医師国家試験にも合格、1913年妻ミンコフスカ・フランソワーズを伴ってミュンへンに戻る。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中江育生
なかえ・いくお

1959年京都大学医学部卒業。精神医学専攻。1964-66年フランス留学。元静岡労災病院精神科部長。訳書 ジャン・ドレ『精神身体医学序論』(共訳、白水社、1966)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
清水誠
しみず・まこと

1933年生まれ。1958年東京大学教養学科フランス分科卒業。哲学専攻。武蔵大学名誉教授。著書『近代〈知〉とメルロ=ポンティ』(世界書院、1988)『ベルクソンの霊魂論』(創文社、1999)ほか。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大橋博司
おおはし・ひろし

1946年京都大学医学部卒業。精神医学専攻。元国立京都病院長。京都大学名誉教授。著書『臨床脳病理学』(医学書院、1965)『失語症』(中外医学社、1967)『パラケルススの生涯と思想』(思索社、1976)ほか。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「生きられる時間 2」の画像:

生きられる時間 2

「生きられる時間 2」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/336頁
定価 6,050円(本体5,500円)
ISBN 4-622-02227-3 C3047
1973年12月20日発行
<ただいま品切です>