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精神病者の魂への道

EIN WEG ZUR SEELE DES GEISTESKRANKEN


フロイトも断念していた分裂病の精神療法を――野心的な冒険と私たちには思えた――敢えて行った何人かのパイオニアのうち、著名な数人が女性であった。この分野は未開拓であるが、開拓者の必要条件は野心や勇敢というと言う言葉で連想される資質ではない。人間性に対する誠実と率直とを、私は考えているが、それはともかく、女性の治療者の場合には、献身的な愛情と忍耐が加わって効果をあげているように思える。シュヴィングの場合はその典型ではなかろうか。
この書には彼女と患者の心が奥深い底面で、治療手技にともなう媒介物なしに直接に結ばれてゆく過程が生ま生ましく描かれている。この個所がいちばん私たちの胸を打つ。(井村恒郎「序」)


目次


序……井村恒郎
序……フリーダ・フロム=ライヒマン
自序
I 関係はいかにして確立されるか?
II 母なるもの(Die Mutterlichkeit)
III 母なるものの治療的効果(一症例に即して)
IV 無意識の疎通――病いの経過――母の欠除について
V 精神病治療の技法論
VI インシュリン・ショック療法の心理的効果
VII インシュリン療法を行った二症例の報告
VIII 症例の経過
IX 結論
あとがき……ハンス・クリストッフェル
訳者あとがき


著訳者略歴

ゲルトルート・シュヴィング
Gertrud Schwing

1905年スイスに生れる。少女の頃から病気と死に対する関心が心を占め、やがて看護婦として重篤な身体疾患をもつ患者の看護にあたり10年間を過ごす。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小川信男
おがわ・のぶお

1913年東京に生れる。1938年東京大学医学部卒業。1993年歿。著書『精神分裂病と境界例』(金剛出版、1991)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
船渡川佐知子
ふなとがわ・さちこ

1935年横浜に生れる。1958年日本女子大学文学部社会福祉学科卒業。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「精神病者の魂への道」の画像:

精神病者の魂への道

「精神病者の魂への道」の書籍情報:

B6判 タテ182mm×ヨコ128mm/184頁
定価 2,860円(本体2,600円)
ISBN 4-622-02331-8 C1047
1966年4月5日発行

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