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カイエ 4<品切>

CAHIERS

IV


「神はみずからの神性を脱ぎ捨てて虚しくなり、われわれを偽りの神性で満たした。偽りの神性を脱ぎ捨てて虚しくなろう。この行為こそがわれわれを創造した行為の究極目的なのだ。いまこの瞬間も、神は創造の意志によってわたしを存在のなかに保ちつづけている。わたしが存在を放棄することができるようにである」
「わたしが死ぬまえには、〈わたしの神よ、なぜ、わたしを見棄てられたのですか〉と言った十字架上のキリストの状態と完全に似た状態になっていたい。この特権を得るためなら、天国と呼ばれているものをことごとくよろこんで放棄しよう、なぜならキリストの願望はあまねく神に向けられていた。だからかれは完全に神を所有していたのだ。かれはほとんど地獄的と言えるほどの苦しみを耐え忍んだ。だがそのような細部はどうでもよいではないか。」
「謙遜とは他者と比較して自己の人格を低く評価することではない。自己のうちなる非人格的なものと比較して自己の人格を根元的に低く評価することである。」



著訳者略歴

シモーヌ・ヴェイユ
Simone Weil

フランスの思想家。パリ在住のユダヤ系中流家庭に生まれる。アンリ四世校でアランに師事し、パリ高等師範学校を卒業後、哲学教師として各地のリセで教鞭をとる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
冨原眞弓
とみはら・まゆみ

1954年に生まれる。上智大学外国語学部卒業後、フランス政府留学生としてパリ・ソルボンヌ大学に留学、哲学博士号取得。聖心女子大学哲学科教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「カイエ 4」の画像:

カイエ 4

「カイエ 4」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/648頁
定価 6,480円(本体6,000円)
ISBN 4-622-03055-1 C1010
1992年1月29日発行
<ただいま品切です>