「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



パレスチナ日記

NI GUERRA, NI PAZ


作家の目にパレスチナはどう映ったか? 本書第一部「パレスチナ日記」には、インティファーダにおけるパレスチナ人の頑強な抵抗が描かれながら、その抵抗の源となる民族意識、土地への愛着とは何か、アイデンティティーとは何によって決定されるのか、という哲学的な問いがちりばめられている。
また第二部「戦争でも平和でもなく」では、和平協定の調印とその主役たちのノーベル賞受賞をうけて、世界のマスコミが楽観的な報道ばかりをおこなっていたときに、「苦い平和」とでもいうべきもの、すなわち戦争でも平和でもない状態へのフラストレーションがパレスチナ人のあいだに蔓延している事実を鋭く指摘している。故郷の村を破壊され、わが家に帰る夢を絶たれたまま、仕事もなく、将来への希望を持つこともできずに難民キャンプでの生活をつづける人々、彼らの生活を果たして平和の名で呼べるのだろうか。
その後のラビン暗殺、ネタニヤフ政権の成立とつづく動きは、ゴイティソーロの悲観的すぎる洞察を打ち消すどころか、逆にその正しさを証明するものとなっている。



著訳者略歴

フアン・ゴイティソーロ
Juan Goytisolo

1931年バルセローナに生まれる。フランコ体制下での創作活動の限界から1956年にパリに移住。現在、パリとマラケッシュを往来しながら文筆活動を続けている。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
山道佳子
やまみち・よしこ

1962年神戸市生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。同大学院史学専攻博士課程単位取得退学。現在、土佐女子短期大学非常勤講師。専攻はカタルーニャ近現代史。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「パレスチナ日記」の画像:

パレスチナ日記

「パレスチナ日記」の書籍情報:

四六変型判 タテ188mm×ヨコ118mm/144頁
定価 2,484円(本体2,300円)
ISBN 4-622-03379-8 C0036
1997年4月16日発行

この本を購入する

<在庫僅少です>