香港の起源 2
AN INSULAR POSSESSION
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 352頁 |
定価 | 4,620円 (本体:4,200円) |
ISBN | 978-4-622-04616-5 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2001年12月21日 |
備考 | 現在品切 |
AN INSULAR POSSESSION
判型 | 四六判 |
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頁数 | 352頁 |
定価 | 4,620円 (本体:4,200円) |
ISBN | 978-4-622-04616-5 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2001年12月21日 |
備考 | 現在品切 |
イギリス現代文学の最前衛をひた走る、ティモシー・モーの代表作にして歴史巨編『香港の起源』。本作も遂に、完結の巻をお届けする日がやってきた。
いよいよ大きな歴史のうねりが止められない勢いで溢れ出し、戦争が始まる。これまでは暢気な駆け引きに日々を過ごしていた主人公たちも、否応なく残酷な歯車に呑み込まれていく。錯綜する情報、そしてどんでんがえしとも言える、衝撃的な結末——モー一流の、機知に富む人物描写と洞察に満ちた叙事の語りが、見事に一つとなって、読者に深い感動を与えるに違いない。
香港に生まれ、イギリスに学んだ後、作家活動を始め、現在はフィリピンを中心に、なおも精力的かつ挑発的な作品を発表し続けるモーの興味深い軌跡は、巻末の訳者解説に詳しいが、本書は、そんな彼自らも「マスターピース」として認める、新世紀文学の傑作、古典なのである。