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科学革命における本質的緊張【新装版】<品切>

トーマス・クーン論文集

THE ESSENTIAL TENSION


著者は『科学革命の構造』に先立つ三年前、本書所収の論文「本質的緊張」で科学における伝統と革新のあり方を論じ、〈パラダイム〉概念をはじめて導入した。それは、科学を独自の文脈のなかで捉えようとする内的な科学史と、社会や文化との関係で科学を論じようとする外的な科学史を架橋する試みである。

本書は『科学革命の構造』前後のクーンの論文集(1959-76)である。「パラダイム」概念のひとり歩きとは別に、科学と歴史、科学史・科学哲学・科学社会学などを論じながら、常に歴史と集団との関係でその学問の意味をラディカルに捉え返している。今後の科学史研究への方途をしめすとともに、現在の学問状況への真撃な批判の書であろう。


目次


自伝的序文
第一部 クーン科学史論集
第1章 科学史と科学哲学との関係
第2章 物理学の発達における原因の諸概念
第3章 物理科学の発達における数学的伝統と実験的伝統
第4章 同時発見の一例としてのエネルギー保存
第5章 科学史
第6章 科学史と歴史の関係

第二部 クーン科学哲学論集
第7章 科学上の発見の歴史構造
第8章 近代物理科学における測定の機能
第9章 本質的緊張――科学研究における伝統と革新
第10章 思考実験の機能
第11章 発見の論理か探究の心理か
第12章 パラダイム再考
第13章 客観性、価値判断、理論選択
第14章 科学と芸術の関係について

訳者あとがき
原注
索引


著訳者略歴

トーマス・S・クーン
Thomas S. Kuhn

1922年、アメリカのオハイオ州でドイツ系ユダヤ人の土木技師の子として生まれる。ハーバード大学で物理学を学び、1949年Ph.D.を得る。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
安孫子誠也
あびこ・せいや

1942年東京に生まれる。1964年東京大学理学部物理学科卒業。1975年同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。現在聖隷クリストファー大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
佐野正博
さの・まさひろ

1954年富山県に生まれる。1976年東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学分科)卒業。1983年同大学理学系研究科科学史・科学基礎論博士課程修了。現在明治大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「科学革命における本質的緊張【新装版】」の画像:

科学革命における本質的緊張【新装版】

「科学革命における本質的緊張【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/602頁
定価 5,940円(本体5,500円)
ISBN 4-622-04963-5 C1040
1998年10月20日発行
<ただいま品切です>