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甘美なる来世へ

OFF FOR THE SWEET HEREAFTER


「それは私たちが禿のジーターを失くした夏だったが禿のジーターはジーターといってももはや大半ジーターではなく大半スロックモートンにたぶんなっているというか……」、作品冒頭、1238字も句読点なしでぶっちぎりに続く伝説的なセンテンスに度肝を抜かれた読者は、それから400頁に及ばんとするこの破天荒でワクワクする小説のワンダーランド、〈ピアソン・ワールド〉に参入する、通過儀礼を済ませたことになるだろう。

舞台はアメリカ南部、小さな田舎町ニーリーである。その小さなコミュニティを世界全体として生きる人々の、何ということもない日常が、抱腹絶倒の生き生きとした見事な筆致で描かれていくのを辿るうちに、驚くべき事件、グロテスクな人物の数々がゆっくりと姿を現し、やがては悲劇的な展開に進んでいく……

柴田元幸が惚れ込み、3年の歳月をかけてじっくり訳し上げた、笑いと脱線と戦慄に満ちた空前絶後の物語。バスター・キートンもかくやと思わせ、21世紀のスターンともフォークナーとも喩えられる、アクロバティックな’超文章’の果てに浮かび上がる〈上等な憂鬱〉を、柴田氏の超絶技巧の名訳で、ぜひご堪能あれ。



著訳者略歴

トーマス・R・ピアソン
Thomas Reid Pearson

1956年アメリカ合衆国ノースキャロライナ州ウィンストン=セーレムに生まれる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
柴田元幸
しばた・もとゆき

1954年東京都に生まれる。東京大学助教授。専攻、現代アメリカ文学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「甘美なる来世へ」の画像:

甘美なる来世へ

「甘美なる来世へ」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/408頁
定価 3,080円(本体2,800円)
ISBN 4-622-07069-3 C0097
2003年11月21日発行

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