「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



始まりの本

ケアへのまなざし


弱者に対する強者の優越感というものは医療の場では極めて起こりやすいことで、しかも強者自身は案外気づいていないことが多いのではなかろうか。医療者も一度病人という弱者になってみるのが一ばん手っ取り早く、このことに気づく道かもしれないが、みんなにこの道をとられても困る。だから唯一の可能な道は「自分もまた病みうる者だ」「自分もまた死にうる者だ」ということを、絶えず念頭においておくことだろう。
もうひとつ医療者が知らず知らず持ちやすい思いあがりの心は、「患者の心は何もかもよくわかっている」と思い込んでしまうことだろう。

一人の人間どうしとして、患者と向き合う姿勢を貫いた精神科医・神谷美恵子。人間としての医療・看護・介護のあり方をみつめるエッセイ、論文、対談を新編集で贈る。


目次


第一部
ひととしごと
島の診療記録から
自殺と人間の生きがい
生きがいについて――生きているねうち
心に残る人びと
患者さんと死と
コラム「天窓」
自己の死と孤独
なぐさめの言葉
老人と、人生を生きる意味
沈黙の意味
医師が患者になるとき
対談・病める人と病まぬ人(神谷美恵子・外口玉子)

第二部
限界状況における人間の存在
人間学
「ピネル神話」に関する一資料
西洋臨床医学の生命観

初出一覧
神谷さんのまなざし  外口玉子


著訳者略歴

神谷美恵子
かみや・みえこ

1914-1979。岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、翌年からコロンビア大学医学進学課程で学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
外口玉子
とぐち・たまこ

1937年千葉県生まれ。1960年東京大学医学部衛生看護学科卒業後、保健所保健師、病院看護師長、東京大学医学部保健学科助手、ボストン大学大学院留学を経て、1973年東京都精神医学総合研究所主任研究員。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

関連リンク

この本の関連書


「ケアへのまなざし」の画像:

ケアへのまなざし

「ケアへのまなざし」の書籍情報:

四六変型判 タテ191mm×ヨコ130mm/272頁
定価 3,240円(本体3,000円)
ISBN 978-4-622-08367-2 C1311
2013年8月23日発行

この本を購入する