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ピアノ・ノート【新装版】

演奏家と聴き手のために

PIANO NOTES

The World of the Pianist


万能でパワフル、しかしもっとも誤解されているピアノという楽器。
ピアノの音はどこで作られるのか。指は細長いのが理想? 和音はなぜ人を感動させるのか。ベートーヴェンはピアノを使わずに作曲し、モーツァルトはピアノに頼りそれを恥じていた。優れた調律師は優れたピアニストより少ない。コンサート会場の聴衆の咳は何を意味するか。レコーディングで「切り貼り」を目立たなくするコツ。――軽妙なタッチの逸話でローゼンが語るのは、ピアノが19世紀のクラシック音楽を牽引し、そして衰退していった物語だ。

世界的なコンサート・ピアニスト=西洋音楽史と文学に詳しい理論家が、80歳を目前にしてその経験と知恵を結集した、味わい深く痛快なエッセイ。ここにはピアノ演奏の苦しみと歓びが、演奏家、定年でピアノを始めた人、CDでもっぱら聴く人、みんなのために書かれている。「音楽について物を書く人間で、ローゼンのような才能をもつ者は他にいない」(エドワード・サイード)

[初版2009年9月18日発行]


目次


プレリュード
第一章 身体と心
第二章 ピアノの音を聴く
第三章 ピアノという楽器と、その欠陥
第四章 音楽学校とコンクール
第五章 コンサート
第六章 レコーディング
第七章 演奏スタイルと音楽様式
ポストリュード

ローゼン・ノート――ピアニストとしてのローゼン(海藤隆吉)
訳者あとがき
ローゼン・ディスコグラフィ
索引


著訳者略歴

チャールズ・ローゼン
Charles Rosen

1927-2012。ニューヨークに生まれる。4歳でピアノを始め、11歳でジュリアードを中退、モーリツ・ローゼンタールに師事する。1951年プリンストン大学で博士号取得(フランス文学)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
朝倉和子
あさくら・かずこ

翻訳家(SWET会員)、ピアニスト。訳書 リン・パン『華人の歴史』(1995)、モー『香港の起源』2(2001)(片柳和子として、いずれもみすず書房)、マーティン『北朝鮮 「偉大な愛」の幻』(全2巻、青灯社 2007。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス評

あなたの本棚に、「ピアノの栄光と衰退の物語」を一冊だけ入れたいならこれだ。

この本の関連書


「ピアノ・ノート【新装版】」の画像:

ピアノ・ノート【新装版】

「ピアノ・ノート【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 3,850円(本体3,500円)
ISBN 978-4-622-08752-6 C0073
2018年10月9日発行

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