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人生についての断章【新装版】

MORTALS AND OTHERS


「現在、世界のほとんどの国において、歴史は国家的視点に立って教えられているが、国家は発展も衰退もするから純粋に国家的な希望は、当面はたとえ不分明であれ不可避的な年代的限界を有する。その上、国家の偉大さを教え込むために、歴史教育で最も強調される要素は、人類全体の栄光とはまったく無関係な他民族の征服と支配などである。人類全体の栄光を理解させるためには、人類の祖先の苦闘の先史的地質学的記録と人類の文明全体の歴史を教えなければならない。この過去の記録を学べば人類全体の動きが分り、学生はおのずと未来に向かう人類発展の動きを継続させようという気になる。」(「長い目で見ること」)

『西洋哲学史』ほかの著書で知られる20世紀を代表する哲学者、ラッセルが、1931年から1935年にかけてアメリカの新聞に連載したエッセイを収録。愛、結婚、自由、戦争と平和、進歩、知識、科学など、人生や社会における、さまざまな問題について、すばらしい相談相手となる。プラトンのいう「時代を超越して万物を見る人間=哲学者」の眼と、数学者、論理学者、教育者、平和運動家としての活動の経験が生きている。不況と不安の時代のなかで執筆された、知性とウイットに富む78篇。

[初版1979年2月28日発行]


目次




嫉妬について
性関係と幸福と
外国で嫌われる旅行者
老年の脅威
技巧礼讃
口紅を使ってよい人々
経験の教え
希望と恐怖
犯罪人は一般人よりも悪人か
臆病が勝
黙想の衰微
結婚
優等生について
われわれの貯金はどこに行く
子供
政治家について
時代への適応
家柄崇拝について
だれから賞讃をうけたいか
国家の偉大さについて
世界は発狂する?
われわれは受身すぎるか
災難がうれしいのはなぜか
教育は有害か
科学者は科学的か
現実からの逃避
自殺は違法か
楽天主義について
他人の身になって考えること
長い目で見ること
男女の知能の差について
菜食主義者はこわい
家具とエゴ
なぜわれわれは欲求不満か
場所の移動について
協力について
女嫌いについて
父親の影響
クラブや団体について
お説教について
販売抵抗について
子供は幸福であるべきか
女権論者の危険性
情緒の予知
現代の懐疑主義
英雄の模倣について
身代りの禁欲主義
人類を分類する流儀
微笑について
政府は戦争を欲しているか?
体罰について
動物が口をきけたならば
島国根性について
占星家について
子供を現実から遮断する保護策
知的水準の低下
病弱の自慢
慈善について
尊崇について
諺について
衣裳について
社会主義者は上等な葉巻を吸うべきか
ユーモアのセンス
愛情と金銭
犯罪への興味
天才人になる秘訣
旧友について
成功と失敗
恥ずかしさの感情について
経済的安泰について
臨機応変の才について
自制の仕方の変遷
名誉について
歴史の慰め
進歩の保証はあるか
正義と武力と
繁栄と公共支出
公利と私利と


あとがき


著訳者略歴

バートランド・ラッセル
Bertrand Russell

1872-1970。イギリスの哲学者。17世紀以来のイギリスの貴族ラッセル家に生れる。ケンブリッジ大学で数学・哲学を学んだ。1895年ドイツを訪れ、社会民主主義の研究に打込む。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中野好之
なかの・よしゆき

1931年東京に生れる。1955年東京大学経済学部卒業。元國學院大学・富山国際大学教授。著書『評伝バーク』(1973、みすず書房)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
太田喜一郎
おおた・きいちろう

1935年東京に生れる。1970年立教大学文学研究科英米文学専攻博士課程修了。元立教女学院短期大学教授。訳書 カモンイス『ウス・ルジアダス』(抄訳、1972、日本ポルトガル協会)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「人生についての断章【新装版】」の画像:

人生についての断章【新装版】

「人生についての断章【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 4,070円(本体3,700円)
ISBN 978-4-622-08918-6 C1010
2020年5月21日発行

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