コレージュ・ド・フランス講義草稿

モーリス・メルロ=ポンティ

「哲学的な問いかけは〈存在〉と袂を分かつことはなく、それを廃棄することも、それが出現するのを見るために、無から出発してそれから身を引き離すこともなく、たんにそれを宙吊り状態に置き、それと私たちのあいだに、そのレリーフが見えるようになるような、あらゆる定立以前の、自明で沈黙した存在の現前が開示されるような、隔たりを打ち立てるものなのである」

本書は、メルロ=ポンティが1961年に急逝する直前まで書かれていたコレージュ・ド・フランス講義のための草稿はじめ、遺稿として発見された当時の講義草稿を復元・編集して一書となすものである。 ...