絵の幸福

秋庭史典

幼少時から「息をするように絵をかいてきた」画家・設楽知昭は、ある時、絵をかくとはどういうことかがわからなくなった。ぐにゃぐにゃになり、血みどろになり、言いよどみながら、生や死という、人間であればだれもが対峙するものと向き合う画家。 ...