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トピックス

E・ウィルソン『フィンランド駅へ』ほか

《書物復権》2009年

編集者生活を振り返って、「出せてよかった」一冊はどれ? と訊かれたら、即座に答えられる。エドマンド・ウィルソン『フィンランド駅へ』(1999年)。さかのぼって、最初に「すごい本らしい」と思ったのは(英語と格闘したのだから、その程度の理解)、学生時代。まだ政治の季節は終わっていなかった。……
(続きは書物復権公式HP「編集者より」http://www.kinokuniya.co.jp/01f/fukken/)

19世紀前半のフランスの歴史家ミシュレによるヴィーコ発見からロシア革命へ、100年をかけて構築された「社会変革の思想」とは。レーニンがペトログラード(現在のサンクト・ペテルブルク)のフィンランド駅に降り立つシーンで、『フィンランド駅へ』の壮大なドラマはクライマックスを迎える。時は第一次世界大戦中の1917年4月。亡命先スイスで革命勃発の報を聞き、レーニンはすぐに出立してきた。すぐさま逮捕されるのを覚悟で駅に到着すると、駅前広場を埋めた数万の労働者は、歓喜して装甲車の上に彼を押し上げた……

20世紀を代表するアメリカの批評家エドマンド・ウィルソンが、卓抜な筆力と歴史的想像力から生み出した歴史小説=思想史。じつは人間が社会主義の理想を支えられるほど倫理的でなかったことは、のちの歴史がいまや明らかにしてしまった。「それでも、一つの思想が構築されて行く過程は美しかったのだ。レーニンがフィンランド駅頭に降り立つまで、それはスリリングな知的冒険だったのだ」(池澤夏樹)。
たくさんの復刊リクエストにお応えし、永遠の名著がこの機によみがえります。みなさまのリクエスト投票にもとづく《書物復権》8社共同復刊では、おかげさまで今年、この『フィンランド駅へ』上下を含め次の4点(5冊)をみすず書房から復刊することができました。




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