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服部文祥『狩猟サバイバル』

あの“サバイバル登山家”が狩猟をはじめた! 前代未聞の山岳ノンフィクション。

著者からひとこと

服部文祥

みなさん、こんにちは。お久しぶりです。
『サバイバル登山家』をチェックされていない方ははじめまして。
2006年に出版した『サバイバル登山家』、昨年のちくま新書『サバイバル!』では大変お世話になりました。このたび、かねてより経験を重ねてきた狩猟の体験をまとめ『狩猟サバイバル』を出版いたしました。

サバイバル登山(*)では、生きるとは食うこと、食うとは殺すことだと感じてきました。そして、街に帰って肉を前にして、はたと、考えてしまいました。私は大型哺乳類を殺したことがないのに肉を食べている……いいのだろうか?
じつは、これ、『サバイバル登山家』の第一章「肉屋」でも触れていることです。私が狩猟体験を月刊みすずに書いたとき、それを読んだ友人に、「あんたの狩猟は「肉屋」の続きでしょ」と指摘されました。まさにその通りなのですが、まあ、それはともかく、狩猟の世界に身を投じ、ケモノを撃ってきました。さらには狩猟の技術を登山の方法論にも取り入れ、冬期のサバイバル登山にも挑戦しています。本書はその狩猟経験をまとめたものです。

4シーズンで仕留めた8頭のケモノすべてのことを書いてあります。動物たちとのやりとりは、ときに痛快に、ときに沈痛に、わたしの人生観を揺さぶるものでした。それゆえ考えることも多く、狩猟をはじめてから、世界の見方まで変わった気がします。世界を食べられるものと、食べられないものに別けてみるようになりました。犬猫人間は食べられるものに分類しています。
そんな想いとそこまで私を導いた経験をそれなりに文字化できたのではないかと思っています。

* サバイバル登山
できる限り装備や食料を持たずにおこなう長期の登山。電気製品(ライトやラジオや通信機器)は持たず、テントもコンロもなく、食料も米と調味料だけ。岩魚を釣り、山菜を採り、ときには蛇やカエルを喰らう。冬期サバイバル登山での食料は猟銃で仕留めた鹿と持参した米になる。もちろん冬もテントやコンロは持たず、タープと焚き火で過ごす。



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