みすず書房

真珠湾攻撃から80年、戦争と女性と情報(インテリジェンス)にまつわる秘史

ライザ・マンディ『コード・ガールズ』小野木明恵訳[16日刊]

2021年7月12日

第二次世界大戦中、アメリカ陸・海軍に雇われ、日本やドイツなど敵国の暗号解読を担ったアメリカ女性たちがいました。その働きにより、日本陸軍の船舶輸送暗号(通称2468)やドイツのUボートの通信に使われるエニグマ暗号が破られ、ひいては大戦の戦局をも左右する成果を挙げることになります。ただし、「コード・ガール」たちは戦後も守秘義務を守り、口を閉ざしてきたため、その活躍はこれまで知られてきませんでした。そうした多くの当事者たちに取材し、機密解除された文書も盛り込んだノンフィクションである本書『コード・ガールズ』(原題Code Girls, 2017)は、アメリカ本国で評判を呼んで20万部超のベストセラーとなり、10以上の言語に翻訳されています。

このたび、その邦訳版をみすず書房から刊行する運びとなりました。奇しくも今年は真珠湾攻撃から80年の節目にあたり、「戦争」と「女性」、そして「情報(インテリジェンス)」にまつわる秘史ともいえる本書は、いっそう注目を集めることと思います。ぜひご高覧頂けますと幸いです。

邦訳版のカバーと表紙には、機密解除された解読済みの暗号表をあしらっています。

著者ライザ・マンディ氏が2019年にグーグル本社で本書に関する講演を行っています。こちらからご覧になれます。
https://youtu.be/D9sYm32TR8A

巻末「解説」(小谷賢)ウェブ公開

日本のインテリジェンス研究の第一人者である小谷賢教授(日本大学危機管理学部)による「解説」をPDFでお読みになれます。