みすず書房

エドマンド・ウィルソン

Edmund Wilson

1895年ニュージャージー州に生まれる。1916年、プリンストン大学卒業。スコット・フィッツジェラルドと同期。第一次世界大戦に従軍後、雑誌『ヴァニティ・フェア』『ニュー・リパブリック』の編集に参加。その後『ニューヨーカー』誌の書評主幹を務める。詩、演劇、旅行記、美術、社会、政治と、多岐にわたるテーマで、ッセイ、書評、ルポルタージュを執筆。20世紀アメリカ批評界の中心的な存在となる。自らも小説・詩・戯曲作品を発表した。1972年歿。邦訳された主要著作として『アクセルの城』(1931、ちくま学芸文庫2000)、『フィンランド駅へ』(1940、全2巻・みすず書房1999)、『森林インディアン イロクォイ族の戦い』(1960、思索社1991)、『愛国の血糊——南北戦争の記録とアメリカの精神』(1962、研究社出版1998)、『死海写本——発見と論争1947-1969』(1969、新装版・みすず書房1995)、『エドマンド・ウィルソン批評集』1・2(みすず書房2005)などがある。また作家ナボコフとの往復書簡でも名高い(『ナボコフ=ウィルソン往復書簡集:1940-1971』作品社2004)も。