みすず書房

G・C・スピヴァク

Gayatri Chakravorty Spivak

1942年、インド西ベンガルのコルカタ(カルカッタ)に生まれる。カルカッタ大学卒業後、1961年にアメリカ合州国に留学、ポール・ド・マンの指導のもと、コーネル大学でW・B・イェイツにかんする博士論文を完成させる。1967年にジャック・デリダの『グラマトロジーについて』の英訳を刊行し、脚光を浴びる。現在、コロンビア大学人文学教授兼比較文学社会センター長。日本語訳された著書に『文化としての他者』(紀伊國屋書店、1990)『ポスト植民地主義の思想』(彩流社、1992)『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房、1998)『ポストコロニアル理性批判』(月曜社、2003)『ある学問の死』(みすず書房、2004)『スピヴァク みずからを語る』(岩波書店、2008)『スピヴァク、日本で語る』(みすず書房、2009)などがある。