みすず書房

C・G・ユング

Carl Gustav Jung

1875-1961。1875年7月26日、スイス北部のケスヴィルにて生まれる。バーゼル大学卒業後、ブルクヘルツリ病院のブロイラーのもとで言語連想実験の研究に従事。その後、フロイトの精神分析運動に参加し、フロイトの後継者と目されるほど、その中心人物として精力的に活動した。1913年にフロイトと決別。その後は独自の心理学の構築に専心し、「コンプレクス」「元型」「集合的無意識」「無意識の補償機能」「内向/外向」「個性化」などの独創的な理論を提唱していった。1961年6月6日、死去。20世紀最大の心理学者の一人。著作はドイツ語ではヴァルター社から、英語ではプリンストン大学出版から、それぞれ全集が刊行されている。邦訳は以下の通り(一部)。『ユング自伝』(全2巻、1972-73)『分析心理学』(1976)『タイプ論』(1987)『ヨブへの答え』(1988)『心理療法論』(1989)『個性化とマンダラ』(1991)『パラケルスス論』(1992)『連想実験』(1993)『転移の心理学』(1994)『ユング 夢分析論』(2016)『心理療法の実践』(2018)『分析心理学セミナー』(2019)(以上みすず書房)『無意識の心理』(1977)『自我と無意識の関係』(1982)『心理学と宗教』(1989)『アイオーン』(1990)『子どもの夢』(全2巻、1992)『診断学的連想研究』(1993)『結合の神秘』(全2巻、1995/2000)『夢分析』(全2巻、2001/2002)(以上人文書院)『変容の象徴』(筑摩書房、1985)『分裂病の心理』(青土社、1979)『元型論』(紀伊國屋書店、1999)。