みすず書房

キャシー・カルース

Cathy Caruth

エモリー大学英文科・比較文学科教授および比較文学科主任。プリンストン大学卒業後、イェール大学比較文学科でポール・ド=マンの最後の学生の一人として学んだ後、同大学英文科助教授をへて、現職。専攻は英文学・批評理論。1995年に刊行された編著Trauma: Explorations in Memory, the Johns Hopkins University Press(邦訳、キャシー・カルース編『トラウマへの探究——証言の不可能性と可能性』作品社、2000)は、「トラウマ」概念を中心に、精神分析・文学・歴史などの領域に新たな可能性を問うた書として絶賛された。著書はほかにEmpirical Truths and Critical Fictions: Locke, Wordsworth, Kant, Freud (1990)などがある。