みすず書房

ランダル・ジャレル

Randall Jarrell

20世紀後半のアメリカを代表する詩人のひとりとして知られるジャレルは、1965年に自動車事故で52歳で逝った。その死を悼んで、詩人と親しかった思想家のハンナ・アーレントは書いた。「われわれが子ども時代を過ごす魔法の森から、ジャレルは魔法の風か何かにのって、魔笛を手に、人間の都市に吹き降ろされてきたような人だった」