みすず書房

フリーマン・ダイソン

Freeman Dyson

1923-2020。イギリス生まれ。理論物理学者。プリンストン高等研究所名誉教授。素粒子論、宇宙物理学で大きな業績をあげたほか科学技術政策に深くかかわり、核兵器、ミサイル産業、宇宙開発の実地にも通じている。宇宙の究極的運命に関する物理的考察の先鞭をつけたことで広く知られ、科学文明の未来と可能性に関する鋭い洞察と、大胆だが現実主義者の面目躍如たる提言が大きな反響を呼んできた。一般向けの著書に、『科学の未来』(2006、みすず書房)、『宇宙をかき乱すべきか』(2006年に再刊、ちくま学芸文庫)、『ガイアの素顔』(2005、工作舎)、『ダイソン博士の太陽・ゲノム・インターネット』(2000、共立出版)などがある。