みすず書房

マルセル・ブリヨン

Marcel Brion

1895年マルセーユに生れる。イタリア・ルネサンス、ドイツ・ロマン派を中心に、歴史、考古学、文学、美術の広い分野に多彩な活躍を示す。著書には、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、マキャヴェリ、レンブラント、ゲーテ、モーツァルトなどの伝記作品が多く、考古学では『死せる都市の復活』(みすず書房)、歴史では『ウィーンはなやかな日々』(音楽之友社)が邦訳されている。美術書では『シシリアの芸術』『絵画における手、ジオットからゴヤまで』等があり、第二次世界大戦後は現代芸術の評論にも手を染め、『抽象芸術』『幻想芸術』(邦訳、紀伊國屋書店)を著す。幻想的小説の作家でもあり、1953年には「文学大賞」を受ける。1964年よりアカデミー・フランセーズ会員。