みすず書房

G・リヒトハイム

George Lichtheim

1912年ベルリンに生れる。ベルリン大学、ハイデルベルク大学に学び、1933年ナチス・ドイツを去ってパレスチナに移住。1945年イギリスに亡命しロンドンに居を構え、帰化する。当初、G・L・アーノルドという筆名で諸雑誌、新聞に寄稿していたが、著作を世に問うことになってからは本名を使う。広く世に知られるようになったのは『マルクス主義』(1961、邦訳、みすず書房、1974)によってである。その後しばしば、スタンフォード大学、コロンビア大学などアメリカの諸大学に招かれて講義を行なう。主要な著作としては、論集『イデオロギーの概念』(1967)『社会主義の源泉』(1970)『社会主義小史』(1970、邦訳、みすず書房、1979)『ルカーチ』(1970、邦訳、新潮社、1973)『帝国主義』(1971)『マルクスからヘーゲルへ』(1971、邦訳、未來社、1976)ほかがある。1973年4月歿。