みすず書房

ジャック・カボー

Jacques Cabaud

アメリカ合衆国のニュー・イングランドで生れたが、フランスで学校教育を受け、その後アメリカへ戻った。フォーダム大学で哲学の修士課程を終え、コロンビア大学でフランス哲学の学位を取得した。のち、主としてアメリカでフランス文学、特に17世紀文学を講じた。1950年パリ滞在中、シモーヌ・ヴェーユに関心を抱き、資料収集、関係ある土地、人物の調査に専念し、その成果が本書となった。シモーヌ・ヴェーユに関する研究としては、本書のほかに、Simone Weil a New York et a Londres; les quinze derniers mois (Librairie Plon, 1967, 邦訳『シモーヌ・ヴェーユ 最後の日々』みすず書房、1978)がある。