みすず書房

原田光子

はらだ・みつこ

1909-1946。東洋英和女学校二年在学中、14歳の時に父母、妹とともに2年間ドイツ、ハンブルクに暮らす。帰国後は自由学園第四学年に編入、高等科へ進学。ピアノをコハンスキーおよびロランジュに師事した。30歳の時、訳書『愛国の音楽者 パデレフスキー自伝』(第一書房、1940)刊行、翌年、著書『真実なる女性 クララ・シューマン』(第一書房、1941〔のち、みすず書房、2019〕)を上梓。ほかに著書『大ピアニストは語る』(レコード音楽社、1942)『フランツ・リストの生涯』(第一書房、1944)編訳書『天才ショパンの心』(第一書房、1942)。昭和21年病没。没後にエッセイ『美の愉しさ』(北斗書院、1947)、編訳書『クララ・シューマン /ヨハネス・ブラームス 友情の書簡』(ダヴィッド社、1950〔のち、みすず書房、2013〕)が刊行される。