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夜と霧
ドイツ強制収容所の体験記録
EIN PSYCHOLOG ERLEBT DAS KZ
- 著者
- ヴィクトール・E・フランクル
- 訳者
- 霜山徳爾
本書は、みずからユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇蹟的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)である。「この本は冷静な心理学者の眼でみられた、限界状況における人間の姿の記録である。そしてそこには、人間の精神の高さと人間の善意への限りない信仰があふれている。だがまたそれは、まだ生々しい現代史の断面であり、政治や戦争の病誌である。そしてこの病誌はまた別な形で繰り返されないと誰がいえよう」(「訳者あとがき」より)。
初版刊行と同時にベストセラーになり、約40年を経たいまもなお、つねに多くの新しい読者をえている、ホロコーストの記録として必読の書である。「この手記は独自の性格を持っています。読むだけでも寒気のするような悲惨な事実をつづりながら、不思議な明るさを持ち、読後感はむしろさわやかなのです」(中村光夫氏評)。
「夜と霧」の著訳者:
目次
解説
1 プロローグ
2 アウシュヴィッツ到着
3 死の蔭の谷にて
4 非情の世界に抗して
5 発疹チブスの中へ
6 運命と死のたわむれ
7 苦悩の冠
8 絶望との闘い
9 深き淵より
訳者あとがき
写真・図版
編集者からひとこと
著者ヴィクトール・フランクルの没後、フランクル財団が設立され、フランクル賞が創設されました。
(フランクル財団http://logotherapy.univie.ac.at/)
(2006年の大賞には、心療内科医の永田勝太郎氏(浜松医大付属病院)が選ばれ、さきごろ2008年3月にウィーンで記念講演がなされたことが新聞等で報じられています。永田氏は30代で仕事に思い詰めたときにふと、学生時代に読んだ『夜と霧』が頭に浮かび、手紙を書くと返事がきて、招かれたウィーンへとんでいったのだそうです。それから亡くなるまでの十数年、休みがとれるたび会いにいき薫陶を受けた永田氏は、専門が細分化され臓器や細胞さらにDNAを診るようになっていく現代の医療・医学の傾向に抗し、全人的医療を提唱されています。
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書評情報
- 柳田邦男(ノンフィクション作家)
<2009年2月8日(日):読売新聞>
この本の関連書
「夜と霧」の画像:
「夜と霧」の書籍情報:
- 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/216頁
- 定価 1,890円(本体1,800円)
- ISBN 4-622-00601-4 C0011
- 1985年1月22日発行






