1934年奈良県に生れる。京都大学医学部卒業。東大分院(神経科)、東京都下青木病院。名古屋市立大学医学部、神戸大学医学部精神神経科教授を経て、現在同大学名誉教授・甲南大学文学部人間科学科教授。
著書『分裂病と人類』(東京大学出版会、1982)『精神科治療の覚書』(日本評論社、1982)『中井久夫著作集—精神医学の経験』全6巻別巻2(岩崎学術出版社、1984-91)。『記憶の肖像』(1992)『家族の深淵』(1995)『アリアドネからの糸』(1997)『最終講義』(1998、共にみすず蕃房)。
編共著『1995年1月・神戸』(1995)『昨日のごとく』(1996)(以上、みすず書房)。
訳書『カヴァフィス全詩集』(1988、1991)『リッツォス詩集』(1991)ヴァレリー『若きパルク/魅惑』(1995)サリヴァン『現代精神医学の概念』(1976)『精神医学の臨床研究』(1983)『精神医学的面接』(1986)『精神医学は対人関係論である』(1990)『分裂病は人間的過程である』(1995)ペリー『サリヴァンの生涯』1(1985)、2(1988)ハーマン『心的外傷と回復』(1996)バリント『一次愛と精神分析技法』(1999)『エランベルジェ著作集』(1999)(以上、みすず書房)エレンベルガー『無意識の発見』上・下(共訳、弘文堂、1980-81)。