ユング自伝 1

1875年生まれ。スイスの心理学・精神医学者。チューリッヒ大学講師、バーゼル大学教授を勤めるが、主として分析治療に従事する。フロイトと共に初期の精神分析の発展に寄与するが、後に離別して独自の分析心理学を創始する。精神病、夢、神話伝説などの研究を通じ無意識の構造を明らかにする。後に心像や象徴の研究によって人間の宗教性の問題を深く追求する。1961年歿。著書 Die Gesammelten Werke von C.G.Jung,Rascher Verlag,Zurich. 英訳 Colleted Works of C.G.Jung,Pantheon Books Inc.,New York. 邦訳「ユング著作集」（日本教文社、1955-56）『人間と象徴』（河出書房新社、1972）『変容の象徴』（筑摩書房、1985）『タイプ論』（みすず書房、1987）ほか。

ベルリンに生れ、スイスに移住後ユングの教えを受ける。1947年、ユング研究所の秘書となるが1955年よりユング個人の秘書となり、彼の深い信頼を受けてその仕事を助ける。芸術作品の象徴性について研究、1962年ユング研究所において講義を行う。著書 Symbolism in the visual arts,in Man and his symbols,ed.by Jung,1964. Der Mythus vom Sinn im Werk von C.G.Jung,1967。

1928年兵庫県に生れる。京都大学理学部卒業。1965年ユング研究所（スイス）よりユング派精神分析家の資格を取得。京都大学名誉教授。著書『ユング心理学入門』（培風館、1967）『臨床場面におけるロールシャッハ法』（岩崎学術出版社、1969）『箱庭療法入門』（1969）『カウンセリングの実際問題』（1970、以上誠信書房）『昔話と日本人の心』（岩波書店、1982）『明恵 夢を生きる』（京都松柏社、1987）ほか。

1928年に生れる。京都大学医学部卒業。京都大学名誉教授。現在甲南女子大学教授。著書『臨床精神病理研究』（1982）『精神療法とエロス』（1987、以上弘文堂）。訳書 ラプランシュ／ポンタリス『精神分析用語辞典』（共訳、みすず書房、1977）ほか。

1940年東京都に生れる。京都大学教育学部大学院卒業。現在大阪音楽大学教授。著書『保育基礎講座第三巻』、『同第七巻』（共著、朝倉書店、1972）。