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一般システム理論

その基礎・発展・応用

GENERAL SYSTEM THEORY


フォン・ベルタランフィによる〈一般システム理論〉の提唱(1945年)は、ウィーナーの〈サイバネティクス〉(1948年)、シャノンの〈情報理論〉(1947年)などの一連のシステム論的アプローチに先立つ先駆的業績である。

「これまで科学の統一といえば、あらゆる科学を物理学に還元すること、あらゆる現象を物理学的なものに最終的に分解することと見られてきた。私たちの見地からは、もっと現実味を帯びた科学の統一への視点を得ることができる。世界の統一的な理解の基礎は、あらゆるレベルの実在を物理学のレベルに還元するという、おそらくむだであり、明らかに行きすぎた望みにではなく、むしろ異なった分野における同形性に求められるだろう。」

一般システム理論は、無生物・生物・精神過程・社会過程のいずれをも貫ぬく一般原理の同形性の根拠を究明し、それを定式化する新しい科学の分野である。

本書は、提唱者自身によるシステム理論確立までの諸論稿を一書にまとめたもので、前半では、近代科学の中での一般システム理論の起源とその発展過程、その数学的基礎について、後半では、生物学、心理学・精神医学、社会科学への応用と、その哲学的帰結について論及されている。


「一般システム理論」の著訳者:

ルトヴィヒ・フォン・ベルタランフィ
Ludwig von Bertalanffy
オーストリア出身の理論生物学者。1901年ウィーン近郊に生れる。ウィーン大学を卒業後、同大学教授。1947年ウィーンを離れ、オタワ大学教授、マウント・サイナイ病院生物研究部長、南カリフォルニア大学教授、アルパ一夕大学教授などを勤める。この間1967年アメリカ精神医学会名誉会員に選出される。1969年からニューヨーク州立大学理論生物学教授となる。1972年死去。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
長野敬
ながの・けい
1929年東京に生れる。東京大学理学部卒業。医学博土。自治医科大学名誉教授。現在河合文化教育研究所主任研究員。野間科学医学資料館理事。著書『生命の起原論争』(1994、講談社)『進化論のらせん階段』(1994、青土社)ほか。訳書 ベルタランフィ『生命――生体論の考察』(1974)、メダワ一夫妻『アリストテレスから動物園まで』(1993、以上みすず書房)、メイナード=スミス、サトマーリ『進化する階層』(1997、シュプリンガーフェアラーク東京)、ホール『生命と物質』(上・下、1990、平凡社)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
太田邦昌
おおた・くによし
1944年秋田に生れる。1967年東京大学農学部卒業。農学博土。現在著述業。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「一般システム理論」の画像:

一般システム理論

「一般システム理論」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/312頁
定価 4,515円(本体4,300円)
ISBN 4-622-02522-1 C3042
1973年7月10日発行

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